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衣笠先生はT6の中で無敵なイメージです。敵なし、怖い物無し、人間で無し・・・最後は違います

そんな訳で、そんな衣笠先生とお花見をしたらどうなるか?ってちょっとした試み?
甘くないよ、きっと。甘くできないよーーー!!


読んでくださる方は「Read More...」よりどうぞ。

摩訶不思議桜吹雪

「おや、どうしました?ため息なんてついて・・・」
「あ、衣笠先生。桜、散っちゃうなぁって。今年お花見出来なかったんです」
「まぁ、それで。そう言えば僕も長いことお花見、してませんねぇ・・・」

お昼休み、いつもの清春君のトラップから逃げ出せたものの、目に入ったのは散りゆく桜
桜吹雪が窓から入ってきて、ぼんやりと見とれてしまっていた
後ろに衣笠先生が来ていたこともまったく判らずに。

そういえば衣笠先生っていつも気配もなく、現れるんだよねぇ・・・気のせいかなぁ?

「お花見、したいですか?先生は」
「そうですね、来年も桜は咲きますから、それまで我慢すればいいんですけど、ね」
うふふ、先生らしいですね、と優しい微笑み。本当に男性なのかと疑問に思う

「うーん・・・そうですね、露天風呂に入りながら桜を愛でるってどうでしょうか?」
「そんな素敵な場所があるんですか?・・・あーでも・・・」
「でも?どうされました?」
お恥ずかしい話ですが・・・スーツを新調したせいで今月は旅行なんて行けそうにないんですと
自分の衝動買いを今更恨む
露天風呂で桜を愛でるなんて!!
これ以上ない贅沢!・・・でも遠いんだろうなぁ・・・

「平気ですよ、旅費なんていりませんから。うふふ」
意味深に笑う衣笠先生に私はつられて笑うしかなかった
「でも、これから桜が咲くって東北とか、北の方ですよね?」
「はい、良くできました。でも、目的地は僕に任せてくださいね?」
お知り合いの方が旅館でもされてるんですか?とつい、言ってしまう

まさかプレゼントされたとか?!

「本当に先生は発想が豊かで楽しいですねぇ。うふふ」

まったくもって判らない。
思い立ったらすぐの方が良いとか、話がドンドン進み、なぜか今日の放課後に出発になった

でも衣笠先生?今日は水曜日、まだ明日は学校がありますよ?と言うと
「平気です。僕に任せてくれますね?」

その笑顔で言われたら、ハイって肯くしかない。
とりあえず、放課後に衣笠先生と待ち合わせの桜並木に向かう


「こっちですよー!先生、ここです」
「あ、衣笠先生、遅れました?私」
「いえ、時間ぴったりですよ。では、すこし目をつぶって貰えますか?」

はい?

きょとんとする私をまったくスルーって衣笠先生は、はいちゃんと目をつぶってくださいねぇ?と続ける
とりあえず、ここは先生の言う通りにしよう

目をつぶる
風が吹いた
いつもの風より、少しだけ冷たい感じだった
そして、いつもよりずっと強い風。
これじゃ桜が散っちゃう!と思った時、一瞬体が浮いた気がした

「き、衣笠先生?!」「慌てないで、僕の手を繋いでいれば大丈夫ですよ」
手って言われてもどこにあるか判らない!!
っと、ふわっと衣笠先生の香りに包まれた
「手を繋ぐより、こうした方がいいですね?うふふ」
抱きしめられたまま、風が止むのを待つ


「目を開けてください、先生?」
「ハイ?!!!!・・・・ここ、どこですか?」

風が止み、耳元で聞こえた衣笠先生の声で我に返る
私、おもいっきり先生に抱きついて、抱きしめられてる!?

「先生はとっても軽いんですね。抱き心地も・・・」
「そ、そんな事より!!衣笠先生、ここは?」
「あ、そうそう、ここは僕がプレゼントされた秘湯のうちの一つなんです」

あんまり山奥だから、滅多に来ないんですけどね、桜の時だけ来るんですよと、歩きながら話す
私、さっきまで聖帝の桜並木に居ましたよね?
「さてー・・・そうでしたっけ?うふふふ。それより、あそこが露天風呂ですよ」
と指さす方。大きなしだれ桜がピンクのカーテンを降ろしている
その下で乳白色のお湯が岩風呂の中に湧いている

確かに桜を愛でる露天風呂
私、夢見てるのかしら?
それなら、それで楽しんじゃった方が得?!

「さ、ゆっくりお風呂に浸かって、桜一緒に見ましょう?」
「え?一緒って・・・混浴、ですか?」
「いや、ですか?大丈夫ですよ、ここ乳白色のお湯ですから」

まぁ確かに、濁って見えなさそう。
ま、いいか。衣笠先生を男性と思わなければ・・・と言うか、私より女性らしい人に警戒心を抱けない


「いいですよー、お湯に浸かりましたから」
「では、失礼しますね」

それでも衣笠先生は私がお湯に入ってから、自分が入るからと気を遣ってくれて
気になるのなら、バスタオルを巻いても構わないとまでいってくれた

「衣笠先生、桜見せてくれてありがとうございました」
「良いんですよ。ぼくだって貴女とこうやって一緒にお風呂に入れましたし?」
「もう、衣笠先生ったら」

他愛ないことを話した
桜が揺れて、月が見えて本当に綺麗だとか
清春君は本当はいいこなんだとか・・・


気が付くと私は自分の家の、自分のベッドで寝ていた
夢?いや、確かに衣笠先生と一緒に・・・でも日帰り出来るような所じゃなかったし・・・

ふと、髪の毛からヒラリと桜の花びら
それはしだれ桜の、小さな花びら

あれは、夢?それとも、本当?
衣笠先生に言ったら「桜には不思議な力があるって言うらしいですよ?うふふふ」と
いつも笑顔で終わりにされたけど・・・

でも・・

「二人だけのヒミツ、ですよ?」
と耳元で聞こえた気がしたのは、風のイタズラなんだろうか・・・

<終>


2008.06.18 Wed l VitaminX l COM(0) TB(0) l top ▲

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